Dの再審 第二版

あらすじ

大正9年。
帝都東京の古本屋を舞台に密室殺人事件が発生。
警察が手をこまねく中、一人の青年が謎を解き明かす。
青年の名は明智小五郎。
『D坂の殺人事件』と呼ばれるこの事件の解決を機に、明智は日本を代表する名探偵になっていった。

そして40年後、昭和35年3月。
明智小五郎の還暦を祝い、『D坂の殺人事件』の事件記録をもとに模擬裁判が行われる。明智の推理を讃えるイベントのはずだったが、参加者の一人が異議を提出。

「明智小五郎は誤った人物を犯人として告発した。事件は冤罪だった」

この発言をきっかけに、次々と飛び出す新たな証拠や証言。
さらに参加者たちの思惑が絡み合い、模擬裁判は混乱の渦に飲み込まれていく。

遅れて来る名探偵を待つ人々が、論理と情念を弾丸のごとく飛び交わさせる論争エンターテインメント。

2016年に上演の「かはづ書屋」旗揚げ公演「Dの再審」
ミステリ界からの応援を受け、スタジオから劇場に場をうつして再審理

期間	2018/09/04 (火) ~ 2018/09/09 (日)
劇場 小劇場 楽園
出演 森尾繁弘(かはづ書屋)、島田雅之(かはづ書屋/DART'S)、市川歩(かはづ書屋)、山本佳希、金崎敬江(miel)、田中千佳子(チタキヨ)、遊佐邦博(大統領師匠)、木下智恵、黒沢佳奈(火遊び)
脚本 柳井祥緒、原案:江戸川乱歩「D坂の殺人事件」
演出 柳井祥緒

◎木曜14時アフタートーク
柳井 祥緒(十七戦地 脚本家)× 戸川 安宣さん(編集者)


【照明】たなか一絵
【舞台美術】袴田 長武(ハカマ団)
【舞台監督】小林 祐真
【宣伝美術】鈴木 理保(三度目の思春期)
【撮影】神之門 隆広(tran.cs)
【当日運営】藤井のりひこ
【制作】かはづ書屋